【服を捨てる】もったいないとおさらば！捨てないデメリットや処分法を解説

• 高価だったから…
• 思い出が詰まっているから…
• いつかまた着るかもしれないから…

そんな理由で手放せない服がどんどん増えてしまい、悩んでいる人は少なくありません。処分したほうがいいと頭では分かっていても、気持ちが追いつかず、なかなか捨てられないこともありますよね。しかし、着ない服が増えると毎日の服選びに時間がかかってしまったり、部屋が片付かなかったりとデメリットも多いです。

本記事では、服を捨てるのがもったいないと感じる理由から後悔せずに処分する方法、捨てる以外の活用方法まで詳しく解説。結論を少し先に解説すると、捨てる以外にも、リサイクルショップへの持参や寄付、フリマアプリでの販売など、さまざまな方法で着なくなった服を有効活用することができます。

処分するには自分なりの基準を設けることが大切です。処分することで得られるメリットにも注目して、後悔しない整理整頓を目指しましょう。

服の処分方法として一番オススメなのはリサイクルショップなどで売ること。現金化できるだけでなく、自分の不要が誰かの必要に変わったり、再販が難しいような服でもリサイクルに回してもらえるなど地球環境にも優しいです。

服を捨てるのがもったいないと感じる理由

服を捨てるのがもったいないと感じる理由は以下のとおりです。

高価な服やブランド品だから

高価な服やブランド品は、金銭的価値や品質、耐久性が高いなどの理由から一般的な服よりも手放せません。自身のステータスシンボルにもなるため、捨てるのがもったいなく感じます。限定品や季節限定品、デザイナー・有名人とのコラボ商品など、希少価値の高い服も捨てにくいアイテムです。

ブランド品や限定品などは再販価値が高い可能性があるので、将来的な資産価値も考慮しながら断捨離しましょう。フリマアプリなどを利用すれば資産価値があるかの判断も簡単にできるので、気になる品物がある場合は調べてみましょう。

≫【初心者必見】メルカリでの市場相場の調べ方

思い出が詰まっているから

特別な日に着た服には、着たときに体験した楽しい思い出が結び付いています。初めてのデートで着たワンピースや卒業式のスーツを見ると、当時の気持ちや雰囲気が蘇ります。個人的な歴史が染み込んでいる服は、自分のアイデンティティの一部です。思い出が詰まった服を捨てると、大切な思い出まで失う気分に陥りかねません。

服に染み付いた特定の人や場所との思い出や感傷的な価値は、ときに金銭的な価値以上を持ちます。過去の自分を否定するようにも感じられるのも、服が捨てにくい理由の一つです。

思い出の詰まっている服を処分する際には、写真を撮っておくのがオススメ。写真に残しておくことで、実物はなくても形として思い出を残すことができ、写真を見返せば当時の思い出を思い返すこともできるからです。

まだ着られると思うから

服を捨てられない方の多くは、今後着る機会がまたあるのではないかと考えてしまいます。その理由は以下の通りです。

将来を見越して服を保管し続ける方は多いですが、長期間保管すると不必要な服が溜まってしまいます。着る可能性を考えることは大切ですが、保管できるスペースや処分のタイミングを考慮して取捨選択をしましょう。

無理して一度で着ない服を全部処分する必要はありません。自分の中で基準を作り、その中で優先順位をつけて少しずつ処分していくようにするだけでも後悔することが減ります。

≫服を捨てる基準と残す基準が知りたい人はコチラ

≫服を捨てる適切なタイミングが知りたい人はコチラ

環境への配慮から

現在は環境に配慮した行動が求められ、服を捨てることへの抵抗感は強まっています。衣料品の大量生産・大量消費による環境問題の深刻化が原因です。服を捨てずに活用することは、製造過程での環境抑制や廃棄物による環境汚染の防止、資源の循環につながります。

持続可能なファッションへの関心が高まるなか、服を大切に扱うことは倫理的な消費行動の一環にもなります。環境に配慮したライフスタイルを実践するには、服を捨てずに活用する工夫が大切です。

環境への配慮を気にする場合には、捨てるのではなく、売ったり寄付したり、知人に譲ったりすることで誰かの役に立ったという気持ちから罪悪感や抵抗感がなくなります。寄付には条件があったり、知人に譲るのは気を遣ったりするので、オススメはリサイクルショップなどで売ることです。

≫失敗しないリサイクルショップの選び方はコチラ

服を捨てないデメリット

服を捨てないデメリットは以下のとおりです。

収納スペースが圧迫される

服を捨てないと、クローゼットや収納棚がすぐにいっぱいになります。

収納スペースが圧迫されると、生活の質が低下する可能性があります。部屋の動線が悪くなり、掃除がしにくくなるだけでなく、湿気やカビの原因にもなります。収納家具の追加購入という対策方法もありますが、一時しのぎにしかなりません。生活の質を下げないためには、根本的な解決策が必要です。

不要なものを捨てることで、収納スペースが確保されます。より綺麗で整理整頓された空間になるため、物の探しがしやすくなります。また、買っていたけど忘れていた服やアイテムが見つかるかもしれません。これにより、新しいコーディネートなどができるようになります。

毎日の服選びが大変になる

クローゼットに服が溢れると、着たい服を見つけるのに時間がかかります。選択肢が多過ぎたり、季節外の服が混在したりするためです。朝の準備時間が長くなり、気分に合った服を見つけるのが困難になります。新しく購入した服を忘れてしまい、活用できないケースもよくあります。

服選び問題を解決するには、服の整理整頓が必要です。しかし、服が多過ぎると整理整頓自体に時間がかかってしまいます。日常生活だけでなく整理整頓時も大変になるので、普段から服の断捨離を心がけましょう。

断捨離すればストレスを軽減することができ、朝から余計なことで体力を使ったり悩んだりする必要がなくなります。また、分別することで今の自分に合った服が残るようなるのもポイントの一つ。トレンドの服や統一感のある服だけが残るのでオシャレになれます。

≫断捨離する服を売るか捨てるか？判断基準と具体的な方法はコチラ

同じような服を買って後悔する

同じような服を買ってしまう原因の一つは、自身のスタイルの固定化です。新しいファッションに挑戦する機会を逃し、つい無難な服を選んでしまう癖が付いています。クローゼットのなかに似たようなデザインや色の服が増えてしまうと、以下の状況が起こりやすくなります。

同じような服の購入を防ぐには、自分の好みや体型を把握し、バリエーションのある服選びを心がけることが大切です。購入前に既存の服とのコーディネートを考え、より活用度の高い服を選びましょう。服を買う前に一度立ち止まり、本当に必要かどうかを考えることも重要です。

新しい服を購入する際は、自分のワードローブに新鮮さをもたらすアイテムを意識的に選びましょう。

年齢とともに似合う服も変わります。トレンド感も大切ですが、年相応のファッションもオシャレをするためには必要です。

もったいないと感じずに服を処分する方法

服の処分に抵抗を感じる方も多いですが、適切な方法を選ぶことで気持ちを和らげられます。もったいないと感じずに服を処分する主な方法は、以下のとおりです。

≫【初心者向け】服の処分方法や処分の費用相場、注意点を徹底解説

リサイクルショップやフリマアプリで売る

リサイクルショップやフリマアプリを活用すると、不要な服を有効活用でき、収入も得られます。少しでも高く売りたいと考えている人にはフリマアプリはオススメですが、手間やトラブルに巻き込まれたくないと考える人はリサイクルショップで売るのがオススメです。

リサイクルショップでの買取手順とフリマアプリでの販売手順は以下のようになります。

※タップすると切り替わります。

ブランド品や状態の良い服は高値で売れる可能性があります。売る際は季節やトレンドも考慮しましょう。冬物は秋口から需要が高まるので、タイミングを合わせて出品すると効果的です。売却金額は新しい服の購入資金や貯金に回すことで、より有効活用できます。

友人や知人に譲る

着なくなった服でも人に譲ることで、また誰かに大切に着てもらうことができます。サイズや好みが合いそうな人に直接声をかけたり、SNSに写真を投稿してほしい人を募ったりしましょう。友人同士で服の交換会を開催するのも有効です。服を譲る際は、相手の好みやライフスタイルに合うかどうかを十分に確認することが大切です。

服を譲る前には必ず洗濯やクリーニングをして、清潔な状態にしましょう。不要なら捨ててもらったり他の人に譲ってもらっても構わないと一言加えておくと相手の気持ちも楽になります。服を譲ることで、環境への配慮にもつながります。

人に譲る場合、トラブルが起こる可能性もあるので、無理に押し付けたり断れない雰囲気を出さないように気をつけましょう。

寄付する

不要になった服を寄付すると、服を必要としている人々に届けられます。寄付する手順は以下のとおりです。

寄付先によっては税控除の証明書が発行される場合もあります。定期的に寄付することで、継続的な支援につながりますが、適切な団体や施設に依頼しないとトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。

服の回収サービスを利用する

自宅にいながら服を処分するなら、専門業者が自宅まで回収してくれる服の回収サービスがおすすめです。直接回収がない業者でも、ダンボールやバッグに詰めて送るだけで済みます。多くのサービスが無料で使え、現金化もできるので、お小遣い稼ぎにもなります。

ダンポールなどに詰めて送る関係上、大量の服を処分したい場合には少し不向きですが、自宅にいながら隙間時間で準備して売ることができるので、日中仕事や育児で忙しい人にはオススメのサービスです。定期的に服の回収サービスを利用することで、常にクローゼットを整理整頓できます。

個人情報の漏洩リスクが心配な方は、実績などをもとに信頼できる業者を選ぶと安心。買取業者によってノンブランド品の取り扱いを行なっていない場合もあるため、取り扱い品や取り扱い条件などの確認を行うようにしましょう。

捨てる以外の服を活用するアイデア

古着の活用は、創造性を発揮して新しい形を楽しみながら、環境にも配慮できる方法です。捨てる以外の服を活用するアイデアは、以下のとおりです。

リメイクして使う

古着をリメイクすると、新しい服やアイテムを作り出せます。リメイクにはさまざまな方法があるので、自分の好みや技術レベルに合わせて楽しみましょう。リメイクのアイデアは、主に以下のとおりです。

リメイクは創造性を発揮できる楽しい作業です。自分好みの新しい服に生まれ変わらせるだけでなく、環境にも優しいオリジナルアイテムを手に入れられます。リメイクには縫製などの技術が必要な場合もあるので、初心者の方は簡単な方法から始めましょう。うまくいかなくても諦めず、少しずつ技術を磨いていくことが大切です。

リメイクを通じて、古着を新たな価値のあるアイテムに生まれ変わらせる喜びを楽しんでください。

ハンドメイド素材として活用する

古着は以下のハンドメイド素材としても活用できます。

古着をハンドメイド素材として活用することで、捨てるのがもったいないと感じていた服に新たな価値が生まれます。

アップサイクルする

アップサイクルとは、古着を新しいアイテムに作り替えることです。デニムをバッグやクッションカバーに変身させたり、Tシャツをエコバッグやポーチに作り替えたりするなどの方法が該当します。セーターをクッションカバーやぬいぐるみにしたり、ネクタイをヘアアクセサリーやペット用首輪にしたりするのもおすすめです。

DIYやハンドメイドの要素を取り入れると、よりオリジナリティのある作品が作れます。ボタンやファスナーなどのパーツを再利用するのも手法の一つです。アップサイクルの技術を学びたい場合は、専門店やワークショップなどに参加しましょう。

SNSやブログでアイデアを共有し、同じ趣味を持つ人とコミュニティを作るのもモチベーションアップにつながります。服を捨てるのがもったいないという気持ちを解消しつつ、新しい楽しみを見つけるのにアップサイクルは最適です。

アップサイクルは、環境への配慮と創造性を両立させる素晴らしい方法です。古い服が別の物に変わり、新たな価値を見出します。

後悔せずに服を捨てるコツ

服を捨てる際の決断を後悔しないためのコツは以下のとおりです。

捨てる基準を明確にする

捨てる基準を明確にすることで、スムーズに服を処分できます。主な基準は以下のとおりです。

各基準を参考に、自分なりの捨てる基準を作ることで、より効率的に服を整理できます。個人の状況や価値観によって基準は異なるため、自分に合った基準を見つけることが大切です。

捨てるメリットに意識を向ける

服を手放すと以下のメリットが得られます。

メリットを意識することで、服を手放す決断がしやすくなります。自分の生活がより快適になることを想像しながら、整理を進めましょう。

断捨離で後悔しないためのコツを知りたい人はコチラの記事でもっと詳しく解説しています。

どうしても捨てられない服の保管方法

大切な服や思い出の衣類を適切に保管することで、長く愛用できます。どうしても捨てられない服の保管方法は以下のとおりです。

トランクルームを活用する

トランクルームは、季節外の服や使用頻度の低い服を保管するのに最適な場所です。安全で清潔な環境が整っており、外部の害虫からも保護できます。大切な思い出の服だけでなく、引っ越しや一時的な保管にも便利です。定期的に整理整頓すれば、服の状態を確認しつつ、効率的に管理できます。

保管した中身は迅速に取り出せるので、急に服が必要になっても問題ありません。トランクルームを活用すれば、自宅がすっきりとし、日々の生活がより快適になります。

トランクルームに保管する場合は、湿気や埃対策が必要。除湿剤を使用したり、不織布のカバーをかけたりして対策しましょう。湿気で劣化してしまう服やバッグ、靴は多いので保管する際は注意が必要です。

圧縮袋を利用する

圧縮袋は、衣類のスペースを大幅に節約できる優れた収納アイテムです。空気を抜くことで、衣類の体積を最大80%程度減らせます。圧縮袋の主なメリットは、収納スペースの節約や防虫・防カビ効果、季節外の衣類や思い出の服の保管に最適である点です。

圧縮袋には真空パックタイプと手で押して空気を抜くタイプがあります。衣類の種類や量に合わせて適切なサイズを選びましょう。長期保管の場合は、脱酸素剤を入れるとカビや虫の発生を防げます。圧縮袋から出した後のしわは、適時アイロンで伸ばしてください。

まとめ

本記事では、服を捨てるのがもったいないと感じる理由から後悔せずに処分する方法、捨てる以外の活用方法を解説してきました。服を捨てることに抵抗を感じる方は多いですが、適切な方法で整理すれば、快適な生活とファッションが楽しめます。

大切なのは、自分なりの基準を設け、少しずつでも着手していくことです。処分することに抵抗がある人も多いですが、リサイクルや寄付、売却など環境に配慮した方法を取ることで罪悪感は軽減します。この先、着るかどうかわからない服を取っておくよりも着てもらえる人に何らかの形で譲った方が服にとっても嬉しいはずです。

服の処分方法で一番のオススメなのは、リサイクルショップなどで売却することです。現金化ができるだけでなく、再販が難しいような服でもリサイクルに回してもらえるため、環境保護にも繋がります。

どうしても捨てられない服は、適切な方法で保存してください。服を適切に処分することで快適な生活を手に入れて、ファッションを楽しみましょう。