【新品なのに買取が安い…】プロが教える、価値が下がる5つの理由と高く売れるアイテム
\ この記事がオススメな人 /
- 価値の下がりやすい洋服ってどんな服?
- 高かったのに安く買い取られて納得いかない…
- どんな服なら価値が下がらないの?
\ この記事の著者 /
洋服を売りに行った時、こんな経験をしたことはありませんか?
- 新品なのに買取金額が安かった
- あまり着てない綺麗な服なのに何回も着た服と変わらない
- ブランドの服よりUNIQLOの服のほうが高かった
- 最近買った服より前に買った服のほうが高かった
何で?もっと買取金額高いと思ったのに…でも持ち帰るのも面倒だから我慢して売ろう…
どこの買取業者のクチコミを見ていてもこういった書き込みが後を絶ちません。その原因は、本当に価値がなくて安くされてしまっている場合と、査定する側の知識不足で安くされてしまっている場合の2通りあります。
しかし、実際にクチコミの内容を見ていると「今はもう価値がないのに過剰な期待をしている」と感じるものが多いのも事実です。
この記事では、リユースショップに15年以上勤める私が、買取金額を決めるときに見るポイントやマイナス査定をしてしまう商品について解説します。
\ この記事の結論 /
- 販売金額が低いものは買取金額も低くなる
- 状態、需要、付属品の有無が価値を下げる大きな理由
- 流行り廃りのない、万人が着られる物は価値が下がりにくい
この記事を参考にしてもらえば、価値が下がる前に売ることができたり、価値が下がりにくい服を買えるようになったりするよ!
洋服の価値が下がる5つの理由
洋服の価値が下がるのには5つの理由について解説していきます。
- 穴やシミなど状態が悪い
- 年代や年式、タグのデザインが今の物と違う
- 需要の少ないデザイン
- ボタンやベルトなどの付属品が欠品している
- 派手な色や大きすぎる小さすぎるサイズは需要が少ない
穴やシミなど状態が悪い
買取価格の下がる一番の原因は品物の状態が悪いことです。状態が悪いと販売するときに買ってくれる人がかなり減るので、大きく値段を下げるため買取金額も下がります。
- 毛羽立ち
- 穴(虫食いや擦れなどのダメージ)
- 毛玉
- 襟汚れ
- 食べこぼしなどのシミ
- タバコ臭
- お香や線香、香水のにおい
お香や線香、香水の匂いもダメなのと思った人もいるかもしれませんが、中古販売では前の持ち主の使用した形跡はできる限りないほうが良いとしています。
匂いも好き嫌い好みが分かれるので、柔軟剤の匂いくらいまでじゃないと厳しい…
年代や年式、タグのデザインが今の物と違う
買取業者は査定をするときに、いつのモデルのアイテムなのかも価格を決めるうえで見ています。年代・年式を判別する方法は3つあります。
- 品質表示のタグ(内タグ)で判断
- ブランドタグで判断
- デザインで判断
品質表示のタグ(内タグ)で判断
品質表示のタグには型番や会社情報など多くの情報が載っています。
年式の判別方法
- 型番から判断
- 型番とは、販売元の会社が製品を管理するための番号です。すべてのブランドというわけではありませんが、多くのブランドはこの型番に年式を入れていることが多いので、その番号から年式を判別します。
また、型番自体を検索することで発売日がわかることもあります。
- 販売元の会社や住所で判断
- 販売元の会社は販売する時期で会社の名前が違っていたり、住所が移って違う場所になっていたりします。
正確な年式はわかりませんが、いつ以降・いつ以前の物という大体の判断材料にされることが多い。
- 製造年月日で判断
- 品質タグの左下に製造年月日がわかりやすく書いてあるブランドもあり、これが一番シンプルでわかりやすいです。
ブランドタグで判断
首元や品質タグと一緒についていることの多いブランドタグですが、年式の判別においては、ブランドタグが一番重要です。
年式の判別方法
- ブランドタグのデザインで判断
- ブランドタグのデザインで新旧の判断をします。
2年1回くらい変わるブランドもあれば、10年くらい変わっていないブランドもあったりするので、好きなブランドやよく見るブランドでないと正確に年式の判断をすることは難しいです。
しかし、パッと見ただけでも新そう・古そうという判断はできます。
現行で売っている物のブランドタグを調べれば、新しいタグは簡単に判断が可能!
年式の判別方法として様々な方法を解説していますが、ブランドタグが一番重要です。
その理由は一般の人でもタグを見れば古いか新しいかの判断がある程度できてしまい、そのブランドが好きな人であれば尚更だからです。
デザインで判断
年式の判別方法としては最後の手段になります。
年式の判別方法
- 品物のデザインで判断
- 品質タグやブランドタグで年式が絞れない場合は、洋服のデザインからいつの年式のものかを調べます。
流通量の比較的多いブランドで特徴的なデザインのものであれば、見つけられる可能性が高いですが、そうでない場合は見つけられない場合もあります。
- Googleレンズを使用する
- ブランド名+アイテム+特徴 で画像検索
GoogleレンズはスマホにGoogleアプリをダウンロードすれば利用できるよ!
需要の少ないデザイン
デザインと一括りでいっても様々なものがありますが、マイナス査定となってしまうデザインの特徴としてあげられるポイントは2つ。
- トレンドの終わった物
- 奇抜で着る人が限られるようななデザイン
一言で言ってしまうと需要の少ないデザインということ…
トレンドの終わった物
- 何年も前に流行った服
メンズ服が対象ですが、具体的にどんな服が厳しいのか、こちらの記事で詳しく解説しています。
奇抜で着る人が限られるようなデザイン
- 流行と言われているけど、着ている人がほとんどいない服
- 個性的で都心じゃないと浮くと思うような服
好きな人は一定数いるので、売れはするのですが、「100人に1人が良い」と思う服か「10人に1人が良い」と思う服かで売れやすさが大きく変わるので、安くなりやすい傾向になります。
トレンド性の高いアイテムは早く売らないと年数があまり経っていなくても一気に値段が落ちるので注意!
ボタンやベルトなどの付属品が欠品している
洋服のボタンやベルトなどの付属品は別売りで販売していないので、なくなってしまった場合は代替えを用意するか、買い直しをするしかありません。
欠品していると買取金額下がるもの
- 大きく金額が下がるもの
- コートなどのベルト
- アウター類のフード
- フードや袖口に付くファー
- ロゴが入っていたりや特殊な形をしたボタン
- あまり金額が下がらないもの
- よく見かけるような替えの効くボタン
- 付属していた保管袋やハンガー
高額なものであれば高額なものほどマイナスの幅が大きくな流ので注意!
派手な色や大きすぎる小さすぎるサイズは需要が少ない
新品では色やサイズが違っていても、全て同じ値段で買えますが、中古は違います。需要の少ない色やサイズは同じアイテムでも値段が下がります。
※新品は「生産数」中古は「販売価格」で需要と供給のバランスをとっている。
需要の少ないサイズや色とは
- 需要の少ない色
- 赤や黄色、青などの原色
- メンズのピンク
- 紫やオレンジ など
- 需要の少ないサイズ
- XSサイズ以下
- XXLサイズ以上
- 白や黒のモノトーン
- M~Lサイズ
近年はオーバーサイズが流行っているので、大きめサイズになっているものが人気!
価値が下がりにくいアイテムの特徴
ここまでは洋服の価値が下がる理由について解説してきましたが、ここからは価値の下がりにくいアイテムについて解説していきます。
価値の下がりにくいアイテムの特徴は2つ。
- 定番の商品(流行り廃りがないデザインの物)
- 季節を問わず着られる物(どのシーズンでも着られる色味や素材)
この2つ特徴を持ったアイテムのブランドであれば年式が多少古くても高く売れる可能性が高くなります。
価値の下がらないブランドについてはこちらの記事で詳しく書いてありますので、あわせて参考にしてください。
定番の商品(流行り廃りがないデザインの物)
定番の商品とは流行や季節にあまり左右されずに1年を通して着る機会の多い物を指します。
- デニムパンツ
- ロングスカート
- カーディガン
- 長袖シャツ
- ジップパーカー など
これらのアイテムは一年を通して販売できるため、安定した買取価格になりやすいという特徴がある一方で、デザインに大きな変化がないという特徴もあります。
デザインが普通であるからこそ、流行り廃りがなく価値が下がらない!!
買取金額を決めるときの優先順位
- 状態
- デザイン
- ブランド
①どんなにオシャレで良いブランドでも状態が悪ければ売れなくなるので優先順位が1番高い
②状態が良くブランドの物でも、着たいと思えるデザインでないと売れないので優先順位は2番目
③状態・デザインに問題なければ、ブランドによって加点
季節を問わず着られる物(どのシーズンでも着られる色味や素材)
定番の商品は確かに1年を通して着られるものも多いですが、そのアイテムなら何でもOKというわけではありません。
- 色味で季節感が左右される
- 素材で季節感が左右される
色味で季節感が左右される
- 色によって季節のイメージが違う
- 春→ピンクや黄色など
夏→青や水色など
秋→ベージュやカーキなど
冬→焦茶、エンジなど
白や黒はどの季節に着ていても違和感のない色なので、季節感がなく高値で売りやすいです。
素材で季節感が左右される
- 素材によって同じ色でも季節感が違う
- 春夏→麻(リネン)
秋冬→ウール、アクリル
綿(コットン)やポリエステルなどは1年を通してよく流通している素材なので、どの時期でも高値で売りやすいです。
季節を問わない物はどの時期でも高く売れやすいと解説してきましたが、実はそれでも特に需要が高まる時期があります。
アイテムによって時期は違うけど、多くのものは1月中旬~3月上旬、8月中旬~9月上旬!
詳細はこちらの記事で詳しく解説してありますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、洋服の価値が下がってしまう5つの理由と価値の下がりにくいアイテムについて解説してきました。
価値の下がってしまう理由は以下の5つです。
- 穴やシミなど状態が悪い
- 年代や年式、タグのデザインが今の物と違う
- 需要の少ないデザイン
- ボタンやベルトなどの付属品が欠品している
- 派手な色や大きすぎる小さすぎるサイズは需要が少ない
着ていないものが何回も着た服よりも安くなってしまったり、ブランドのものがノーブランドのものより安くなってしまうのには、こういった理由が重なりあって起こります。
高く売りたければ、この5つと逆の物を持っていけばいい♪
価値の下がりにくいアイテムの特徴は以下になります。
- 定番の商品(流行り廃りがないデザインの物)
- 季節を問わず着られる物(どのシーズンでも着られる色味や素材)
全体を通して言えることですが、状態やサイズなど需要が高いものを持って行くことが高価買取や価値を下げないための一番の近道になります。
トレンド性の高いものは流行っているうちは高く売れるけど、流行が終わったら一気に価値が下がるので、注意…
高く売るためには価値の下がらないアイテムやブランドを売ることは重要ですが、売り先ももちろん重要です。当サイトでは、様々な買取業者に見積もり依頼を出して、買取金額の比較をしています。
ランキング形式でこちらの記事に書いていますので、売る時はぜひ参考にしてみて下さい。
おわり
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