偽物なの?「買取基準外」「買取基準に満たない」と言われた5つの理由
買取に持って行ったら「買取基準に満たない」と言われ、返されたんだけど、偽物だったのかな?
買取に持って行くと、状態や取扱外でかえされてしまうことが良くありますが、「買取基準に満たない」とか「買取基準外」と言われて返されてしまうこともあります。
- 正規店で買ったはずなのになんで?
- 基準外ってことは偽物なの?
と心配になってしまう人も多いですよね。
結論からいうと、「買取基準外=偽物」ではありません。
この記事では買取基準外になってしまう理由やどうゆう意味で使われているのかなど解説していきます。
- 買取基準とは
- 買取基準外になってしまう理由
- 買取基準外=偽物ではない理由
「買取基準外=偽物」ではないと伝えましたが、中には偽物と判断して返している場合もあります。
この記事では、そういった細かい部分まで解説していきますので、ぜひ最後まで見てください。
買取基準とは、お店や会社のルール
買取基準とは、そお店や会社で「こうゆうものなら買取ってOK」「こうゆうものは買取っちゃNG」という形でルールを定めたものになります。
気を付けてもらいたいのは、あくまでもそのお店や会社のルールだということです。
A店では「買い取ってもらえなかった」けど、B店なら「買取ってもらえた」ということがよくありますので、1件目でダメだった場合は2件目にも行ってみましょう。
同じ系列店だと買取基準も同じことが多いので、次は違う系列のお店にもっていくのがオススメです。
買取基準外になってしまう5つの理由
買取基準外になってしまう理由は様々ですが、大半はこの5つの理由となります。
- 偽物と判断してお返し
- 会社の買取基準マニュアルから外れてしまってお返し
- 偽物か怪しいから念のためお返し
- 取り扱っていないブランド/アイテムの為お返し
- 人物的に怪しい、盗難品の可能性がある為お返し
偽物と判断してお返し
偽物だとわかっている物を販売してしまうと犯罪となってしまいますし、当然お客さんからの信頼も大きく下がってしまいます。
そのため、当たり前のことではありますが、確実に偽物と判断できるものはお返しをしています。
- 内タグの誤字脱字
- 素材感が明らかに違う物
確実に偽物と判断できるものに関しては、どこのお店に持って行っても偽物と判断される可能性が高いので、買い取ってもらえるお店はほぼないと思ってもらったほうがいいかもしれません。
本物を何度も見たり触ったりしていると、パッと見だけで偽物と判断できるものもあります。
会社の買取基準マニュアルから外れてしまってお返し
「パッと見」でわかるような明らかな偽物はお返しという説明をしましたが、ほとんどの物は巧妙に作られているので、マニュアルを確認して判断しています。
買取基準外でお返しになってしまう1番の理由はこれです。
偽物やコピー品というのは、出来る限り本物に近づけて作られているため、基本的にはちょっと見ただけや遠目で見ただけではわからない物が大半です。
そのため、企業努力でそういった物の見分け方をマニュアル化しています。
- このブランドのロゴの文字はこうゆう形をしている
- このブランドのこの部分はこうゆう縫われた方をしている
- ジッパーは〇〇というやつか〇〇というやつを使っている
などといったようにブランドごとに細かく基準が設けられていて、その基準をすべて通った物のみが買取可能となります。
ただし、ここで重要な点が1つあります。
マニュアルは企業側が作ったもので、正規メーカーが作ったものではないです。
つまり、コピー品や偽物ではない可能性もあるということです。
これが正規品で買った物なのにお返しになってしまう理由の正体となります。
企業側が作ったマニュアルなので、A店がダメでも、他社のB店なら買取ってくれることがあるのはこの為です。
偽物か怪しいから念のためお返し
明らかな偽物でもなく、マニュアルも通っている。
けど、「この部分がなんかおかしい…」と思うことがあります。
マニュアルは全てのブランド情報が載っているわけでも、全てが正しい情報というわけではないので、お店でも判断する必要があります。
お店側としては偽物である可能性があるものは、万が一のリスクを考えて買い取りたくないと思ってしまいます。
その結果、基準外という形でお返しにしてしまうのです。
取り扱っていないブランド/アイテムの為お返し
そのお店によっては扱っていないブランドやアイテムがあります。
- 偽物が多く出回っているが、そのブランドのマニュアルがまだできていない場合
- ガス製品など危険が伴うような物
- 取り付けや取り外しに業者を呼んで工事が必要なもの
- 法令や条例、条約違反になってしまうようなもの
このようなものはお返しになってしまうことがあります。
人物的に怪しい、盗難品の可能性が有る為お返し
持ってきた品物自体には問題がないが、持ってきた人物が怪しい場合にお返しになってしまうことがあります。
- ブランドの系統がバラバラ
- 新品の物ばかり持ってくる
- 同じ商品の大量持ち込み
- サイズが明らかにバラバラ
などが挙げられます。
お店側が盗難品を買い取ってしまった場合は、元の持ち主のところへ返さなければなりません。
つまり、盗難品を買い取って押収されてしまうと、その商品を買い取った分のお金がそのまま損害となってしまうのです。
買ったときの明細書などがあるとお店側も安心です。
買取基準外=偽物ということではない
基準外が偽物ではない理由
上記でも少し触れましたが、基準外となる理由は5つあります。
その5つのうち、完全に偽物だと判断できるものは1つだけでした。
つまり4つは基準外と判断はしたが、本物でも返してしまう可能性があるということです。
- 偽物と判断してお返し
⇒99%偽物だと判断している。本物である可能性は極めて低い - 会社の買取基準マニュアルから外れてしまってお返し
⇒会社独自のマニュアルの為、本物も返してしまうことがある - 偽物か怪しいから念のためお返し
⇒おそらく本物だと思うけど、怪しい部分があるから返してしまう。 - 取り扱っていないブランド/アイテムの為お返し
⇒本物・偽物関係なく、お店で取り扱っていない - 人物的に怪しい、盗難品の可能性がある為お返し
⇒品物自体には問題ないが、盗難品の可能性がある
マニュアルがあるのに本物まで返してしまう理由
マニュアルがあるのに何で本物まで返してしまうの?
って思う人も多いですよね。
確かに、マニュアルがあれば本物や偽物の見分けがつくんだから本物を返してしまうことなんてないんじゃないの?って思うのも当然です。
しかし、お店にとって一番やってはならないことが「偽物を販売してしまう」ということです。
そのため、マニュアルはこの基準をクリアしていれば偽物ではないと自信を持って言えるものしか買取らないのです。
つまり、お店側が本物だって自信をもって言える物しか買取らないということです。
なので、タグが新しくなったりロゴが変わったりするとマニュアルが対応していなくてお返しになってしまうこともあります。
本当はAパターンとBパターンの両方が存在するのにAパターンしか買取れないとなっていることもあります。
※詳しい買取基準については社外秘なので、教えてくれないことがほとんどです。
偽物とは言わず、「基準外」「基準に満たない」と言う理由
「基準外です」とお返しすると「偽物なんですか?」と聞かれることがよくあります。
気持ちはすごくわかります。自分が持っている物が偽物だったら嫌ですよね。
ですが、スタッフからはっきりと「偽物です」「本物です」なんて言われたことないのではないでしょうか?
本当は明らかに偽物の物は「偽物です」って伝えてあげたいのですが、それは言ってはいけないことになっています。
お店はその物を作った製造元のではないので、100%本物か偽物かを断言することができないのです。
そのため、「基準外」という言葉を使って濁しています。
まとめ
- 買取基準外(買取基準に満たない)という言葉の裏には5つの理由がある
- 本物でも買取基準外で返されてしまうこともある
- 買取基準は本物だと自信を持って言える物しか買取らないようになっている
- お店側はメーカーではないため、「本物」「偽物」とはっきり言えないので買取基準外という
買取基準外という一言でもいろいろな意味合いがあったりします。
マニュアル内容もその会社によって違う部分がありますので、1店舗目でダメなら2店舗目に行ってみると買い取ってもらえることも十分ありますので、諦めずに色々なお店を回ってみてください。
過去に基準外で返されてしまって、偽物なのかな?と不安な思いや嫌な思いをした人が少しでも理由を知って納得してもらえたら幸いです。
おわり
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