【洋服の見積】買取金額は定価の何割くらい?【結論:定価は関係ない】
この洋服売ったら、いくらくらいで売れるんだろう…
定価が高かったから高く売れるかな…
なんて思ったことはありませんか?
買取に出すとき、誰しも少なからず金額に期待をしてしまいますよね。
ですが、期待を膨らませすぎてしまって「思っていた金額より全然安い…」なんてことがよくあります。
・買取金額は定価の何割くらいになるのか
・実物を見ないと買取金額を伝えられない理由
・高価買取のコツ
結論からいうと、定価から買取金額を出すことは難しいです。
この記事ではどうして「定価から買取金額が出せない」のか深堀し、そこから見えてくる「高価買取のコツ」も解説していきます。
普段から買取業務を行っていますので、どういった方法で買取金額が決まるのかなど理解しています。
そんな私が、買取金額の算出方法をお伝えし、少しでも納得して売れるようにお手伝いさせてもらいます。
買取金額は定価の何割くらいになるか
買取金額と定価は関係ない
これ〇〇円で買ったんだけど、売ったらいくらになる?
私はリユースショップで働いていますので、このような質問を日常的にされます。
実は2日に1回くらい聞かれる、一番と言ってもいいくらい多い質問です。
結論は先ほども伝えた通り、定価と買取金額は関係ありません。
重要なのはいくらで買ったかでなく、いくらで売れるかです。
どうして「いくらで売れるかが重要なのか」解説していきます。
物を見ないと買取金額は言えない
これ〇〇円で買ったんだけど、売ったらいくらになる?
実物を見せてもらって、調べさせてもらわないとお伝え出来ません。
多くのリユースショップではこう返ってきます。
お客さん目線だと、「大体の金額くらいわかるでしょ…」って思うかもしれませんが、「本当にわからない場合」と「わかっているけどトラブルを避けるために言わない場合」があります。
・型番があるものでない限り、同じものを探すのが困難
・綺麗、汚いの判断が人によって違う
・いい物ほどちゃんと調べて査定金額を出す
・トラブルの回避
型番があるものでない限り、同じものを探し出すのは困難
〇〇ってブランドのTシャツ、買ったときに1万円だったけどいくらで売れる?
と聞かれたときにスタッフは頭の中でこう考えています。
発売されたのはいつ?どんなデザイン?どんな状態?サイズとか色は?
一番困るのが電話での問い合わせです。
型番があれば調べることができますが、電化製品や車とか以外は最近の物じゃない限りほとんど出てきません。
実物がないと、こちらが想像しているものと相手が伝えようとしている物に相違がでてきてしまいます。
そのため、型番がない物は実物を見せてもらい、調べさせてもらわないと値段をつけることができないのです。
もちろん経験で調べなくても大体なら分かるものもありますが、やはり状態やデザイン、年式などを総合的にみて判断しますので、ちゃんと手に取って見せてもらうまでは金額は伝えらえないのが事実です。
綺麗・汚いの判断が人によって違う
これ使ってないんだけど。
新品だから綺麗。
これもよく言われることの一つなのですが、実際に物を見せてもらうと…
虫食いがある、シミがある、汚れている、カビが生えいる、新品かどうかの判断が全くつかない…など多数あります。
もちろん嘘を言っているとは思っていませんが、査定で値段をつけるとなると物をちゃんと確認せず安易に「新品なら〇〇円ですね」なんて言えません。
使っていなくても長年保管していれば劣化や汚れが発生してしまっている可能性があります。
新品を例にあげましたが、使用品ですともっと判断が難しくなります。
たとえば同じものを見せたとしても
Aさん「使用してたから綺麗ではないけど汚くはない」
Bさん「ここに小さなシミがあるから汚れていて嫌だ」
Cさん「こんな小さなシミなら全然目立たないし気にならない」
このように同じものを見せたとしても綺麗とか汚いとかの基準や感じ方は人それぞれです。
一人ひとり違うのはもちろんなのですが、傾向としては男性のほうが、汚れに関しては少しくらいなら気にならないと感じる人が多いです。
逆に女性はちょっとした汚れでも気になると感じる人が多いです。
結局は実物を見ないと判断できないという結論になります。
いい物ほどちゃんと調べて査定金額を出す
ノーブランドの洋服であったり、汚れや使用感の強い物、100円ショップのものであれば、そもそも値段が最初からそこまでつきませんので、価格のブレはほとんどありませんが、いい物は定価も高いですし、中古相場でもいい値がついています。
物によってはプレミア価格となっており、定価より高くなっているものもあったりします。
いい物ほど安易に金額を算出することができず、調べたりしなければ値段を伝えることができません。
いい物だからこそいくらになるのか知りたいという気持ちはわかりますが、価値あるものだからこそ簡単には価格算出ができないのです。
トラブルの回避
上記で様々な理由をあげましたが、結局のところトラブルを避けるのが一番の理由です。
しっかりと明細書に残して金額を伝えないと「言った・言わない」の問題にもなりますし、実物を見て判断しないと
想像と全然違う…
聞いていたものと違う…
ということになります。
もちろん、ちゃんと調べて価格を算出しないと正当な価格がつけることができずに、期待を裏切る形になってしまうことだってあるからです。
そういった様々なリスクを回避するために実物を見せてもらい、時間をもらって査定をする必要があるため、即答ができないのです。
高価買取のポイント
どうして実物を見なければ金額を伝えることができないのか理解していただけたでしょうか?
これまでの話を応用すると高価買取に繋がりますよ。
・穴や汚れなどがない良い状態か
・トレンドや人気のデザインか
・人気のあるブランドか
・どのくらい前のモデルなのか
これらを踏まえ中古相場での取引価格を確認し査定金額を算出しています。
簡単に言ってしまえば、これらを1つでも多くクリアしている物ほど高額で引き取ってもらえる可能性が高いのです。
まとめ
「定価が高い=買取金額高い」ではありませんので、注意が必要です。
定価が高くても需要が低くて安く取引されているようなものであれば、買取金額も低くなってしまいますし、定価が安くても人気があって、「あればあっただけ売れる」ようなものなら高価買取になります。
中古相場を調べることで自分が売ろうとしている物が人気あるのかないのかの判断ができると思いますので、気になる人はそちらをみてもらえると良いと思います。
おわり
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